AUGUST 20YEARS HISTORY

AUGUST

Introduction

こちらのページではオーガストのこれまでの主な出来事を掲載しております。
各作品の発売・リリース時期を中心として全部でPart.1~4に分けています。

本企画に合わせて、各期ごとでスタッフ対談も新規に書き下ろしております。
順次公開されてまいりますので、ぜひお読みいただければと思います。

また、Twitterにてハッシュタグ企画「あなたのオーガストはどこから?」も実施しております。
皆さまのオーガストの思い出を呟いて教えてください。

それでは、オーガスト20周年の歴史をどうぞご覧くださいませ。

※年表内の名称は敬称を省略させていただいております。

見たい期間の年表を選んでくださいね

あなたのオーガストはどこから?

ぜひ、思い出とあわせてツイートしてくださいね♪

Part.1

2001-2004

2001

  • 「ニンテンドーゲームキューブ」発売
  • 交通系ICカード「Suica」サービス開始
  • 「WindowsXP」発売
10/1
オーガストオフィシャルウェブサイト公開
10/1
『バイナリィ・ポット』 作品サイト公開
優希 ここからオーガストの歩みが始まったんだよね!
里美 何事も初めの一歩ですよね。あたしも一つずつ、仕事を覚えていきます!
11/3
キャラフェス2001秋に、オーガストとして初めてのイベント出展
12/2
オーガスト掲示板公開

2002

  • 「Xbox」発売
  • 完全学校週5日制が始まる
1/6
『バイナリィ・ポット』 キャラクター人気投票を実施 (第1位:羽根井優希)
2/22
『バイナリィ・ポット』 発売
奈都子 オーガスト1作目です。私たちの働くネットカフェはコーヒーが美味しいことで有名なんですよ。
ミリィ インターネットの中、バーチャルな世界での話も描いた、ちょっと先の未来を舞台にした作品でした。
5/20
『PrincessHoliday ~転がるりんご亭千夜一夜~』 サイト公開
8/9
コミックマーケット62に、オーガストとして初めてのコミックマーケット出展
8/21
『PrincessHoliday ~転がるりんご亭千夜一夜~』 発売前キャラクター人気投票を開催 (第1位:レティシア)
9/27
『PrincessHoliday ~転がるりんご亭千夜一夜~』 発売
シルフィ オーガスト2作目、シンフォニア王国を舞台にした物語です。お姫さまも登場するよ。
ラピス 転がるりんご亭という酒場を中心に繰り広げられる賑やかなお話。呑みすぎ注意……
10/9
『PrincessHoliday ~転がるりんご亭千夜一夜~』 発売後キャラクター人気投票を開催 (第1位:シルフィ)

2003

  • 小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられる
2/1
ノベル版『PrincessHoliday ~転がるりんご亭千夜一夜~』 (著:有沢黎) 発売
3/5
『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』 作品サイト公開
5/29
ドリームキャスト版『PrincessHoliday ~転がるりんご亭千夜一夜~』 発売
9/26
『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』 発売
美琴 オーガスト3作目、蓮美台学園を中心とした学園物語です!
保奈美 突然、空から女の子が降ってきたらびっくりするよね。
でも、天ヶ崎さんみたいな女の子だったら大歓迎だよ。
10/8
『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』人気投票を開催 (第1位:藤枝保奈美)

2004

  • 現行紙幣(野口英世、樋口一葉、福澤諭吉)の発行が始まる
  • 「ニンテンドーDS」「PlayStation Portable」発売
1/23
『月は東に日は西に』OST「はにはにオリジナルサントラCD」 発売
3/25
ノベル版『月は東に日は西に』 (著:岡田留奈) 発売
5/27
PS2版『PrincessHoliday ~転がるりんご亭千夜一夜~』 発売
6/24
ドリームキャスト版『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』 発売
6/30
テレビアニメ『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』 放送開始
4/25
『オーガストファンBOX』作品サイト公開
8/27
『オーガストファンBOX』 発売
茉理 オーガスト4作目、これまでの3作品のみんなが登場するよ。
お姫様とぽんじゃんしたり、これまでの作品を総解説したりと盛り沢山のファンディスクね。
10/7
PS2版『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』 発売
11/12
インターネットラジオ『オーガスト放送局 はにはにラジオ』 配信開始
12/25
ノベル版『月は東に日は西に』 (著:叶希一/岡田留奈) 発売

スタッフ対談 Part.1

こんにちは、べっかんこうです。今回は20周年企画でこれまでを振り返るということで呼ばれました。
榊原拓です。Part1ではおよそ20年前くらいから振り返っていきます。最初の組み合わせは我々、設立スタッフの原画&シナリオ担当になります。
今回いろんな組み合わせで対談を行うみたいなので、Part2以降が楽しみです。さて、オーガストのサイト開設が20年前ですか。あっという間でしたね。
当時はオフィシャルサイトにカウンターがあったりしましたね。
自分でキリ番踏んであちゃーってなったりしてました。懐かしい。
400,000のキリ番を踏んだのは私です(笑)。
「キリ番」という言葉から時代を感じますね……
時代を感じるといえば、作業環境も今とはかなり違いました。
そうですね、『バイナリィ・ポット』(以下『BP』)の制作当時はアナログで描いた下描きをスキャナーで取り込んでから、デジタルでクリンナップするというやり方でした。
紙のラフとか、会社にたくさん残ってますよ。
なかなか捨てられずに取ってありますね。どうするんでしょう、あれは(笑)。
初期はかなり紙のデータが残っています。今は流石に完全にペーパーレスですが。
『BP』発売日(2002年2月22日)はべっかんこうさんと二人で秋葉原に行きました。お客さんが手に取ってレジに持っていってくれるとガッツポーズしたりして。
そうこうして『Princess Holiday』(以下『PH』)の頃に事務所を移転しましたね。
移転というか事務所開設というかですね。それまでは私、べっかんこうさん、るね監督の3人で住んでる部屋が事務所だったじゃないですか。
この話、10年前にもした気がする!(笑)。
当時の事務所の写真を見ると、まだディスプレイがブラウン管なんですよね。
液晶ディスプレイの発色にはまだ不安があった時代です。
社内で初めて液晶ディスプレイを使ったのは私だったと思います。シナリオなら発色に不安があっても問題が少なかろう、という理由で。
よく「液晶ではどう見える?」と色決めの時に私のモニターでの見え方も参考にしてましたよね。
会議なんかはホワイトボードを使ってやっていました。『月は東に日は西に』の「はにはに」っていう略称もそのホワイトボードで決めたんですよね。
そうでしたそうでした。漢字と平仮名の大きさを変えたり、ズラして書いてるうちに生まれた言葉でした。
そして『オーガストファンBOX』のあたりで2度目の事務所移転がありました。
『はにはに』のアニメの打ち合わせの前に不動産屋に行ったりしてた記憶があります。結構バタバタしてましたからね。
『はにはに』のアニメも懐かしいですね! うちにまだ当時録画したものが残っていますよ。
べっかんこうさんの家でお酒飲みながら『はにはに』のアニメ見て、気恥ずかしくて転がり回ってたのを思い出した!
私はテレビ画面に自分の名前がでていて、嬉しいやら恥ずかしいやらでした(笑)
私は自分の書いた台詞がテレビから聞こえてくるのが気恥ずかしかったです。
「はにはにラジオ」もオーガストとしては初のラジオ番組でしたね。
そうですね。音泉さんで配信していただいていました。
脳みそホエホエさん(オーガストのSDキャラを描いてくださるイラストレーターさん)にたくさんカットやジャケ絵を描いてもらいました。ロケ企画もあって結構豪華にやっていた思い出が。
ロケ企画、プロデューサーのるねさんは行ってたんですが私は結局行けなかったんですよね。無念。
「はにはにラジオ」は全体的に良い意味での手作り感があったというか、温かい気持ちになれる、楽しいラジオでしたよね。
今進めている20周年企画では、「本日のハッピー度診断」が復活するという話です。
当時からファンでいて下さる方がいらっしゃったら、ぜひまた診断してみてください!
Flashが使えなくなって診断できなくなっちゃったんですよね。復活したら私も久々にやってみます。
結先生が専用台に乗るところを肴に飲みたいですね(笑)
ラジオロケの話ですが、楽しそうだなぁと思いながら会社で聴いてました。
そういえば当時からロケに限らず、収録関係って行ったことないんですよ。
私はライターとして当初収録立会いにはそこそこ行ってました。
でもここ何年かはほとんどライターではなくプロデューサーのるねさんが行っています。
最近はコロナもあって「リモート立会い」という謎の言葉も生まれています。立会いとは……?
収録のタイミングって、だいたい原画やデザインも佳境だったりするタイミングが多くて、そもそもそんな暇がなかったりします。
それにしても『PH』を7ヶ月、『はにはに』を1年で制作してたんですから、無茶しましたよね。
ブランド立ち上げ時は大変な時期でしたから、色々とありましたけど今にしてみればすべて良い思い出です。
今はしっかり休みも取れていますし、夜遅くまで働くこともなくなりました。
それではこの辺で一旦おひらきです。
Part2では私と、同じシナリオチームから内田ヒロユキさんとの対談となります。
ご覧いただきありがとうございました。
またのちほどー
つづきを読む

Part.2

2005-2009

2005

  • 「Xbox360」発売
1/27
コミックス版『月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜』 (著:武田みか) 発売
2/21
『夜明け前より瑠璃色な』 作品サイト公開
9/22
『夜明け前より瑠璃色な』 発売
フィーナ オーガスト5作目、私たちの物語の始まりです。
月と地球、違う星の出身でも、手を携えて歩んでいけることを学びました。
菜月 生まれた星が違っていても、一緒にご飯を食べれば仲良くなれるよね! ようこそトラットリア左門へ!

2006

  • 「Windows Vista」発売
  • 「Wii」「PlayStation3」発売
  • 「ニコニコ動画」が開設
1/27
『夜明け前より瑠璃色な』音楽集「Lunar Passport」 発売
3/1
『夜明け前より瑠璃色な』 人気投票を開催 (第1位:フィーナ)
5/1
ノベル版『夜明け前より瑠璃色な』 (著:雑賀匡) 発売
8/11
しゃべる特大ぬいぐるみ「ごきげんリース」発売
リース ワタシのぬいぐるみ……しゃべる……気安く撫でるな……
……いっぱい並んだりもした……楽しかった……
9/27
コミックス版『夜明け前より瑠璃色な』 (著:脳みそホエホエ) 発売
9/30
ノベル版『Official Heroine Story 夜明け前より瑠璃色な~恋する瞬間~』 (著:岡田留奈) 発売
10/1
テレビアニメ「夜明け前より瑠璃色な-Crescent Love-」 放送開始
10/10
携帯電話向けサイト「Mobile-ARIA」公開
12/7
PS2版『夜明け前より瑠璃色な-Brighter than dawning blue-』 発売
エステル 私が地球の教会に赴任したのがこの頃でしたね、地球の方々に月王国のすばらしさを伝えられていたらよいのですが……
固いって~! ほら、エステルさんも地球の夏は暑いから、わたしみたいに髪の毛結ぼ!
12/7
ノベル版『夜明け前より瑠璃色な -Lavender Eyes-』 (著:天羽沙夜) 発売

2007

  • 初代「iPhone」が発売
  • 「Pixiv」が開設
2/21
『FORTUNE ARTERIAL』作品サイト公開
3/30
『夜明け前より瑠璃色な-Brighter than dawning blue-』音楽集「Terra Passport」 発売

2008

  • 「Twitter」の日本語版が開設
1/25
『FORTUNE ARTERIAL』発売
瑛里華 オーガスト6作目、修智館学院は全寮制の学校よ。
学生生活を盛り上げるために私も生徒会活動を頑張っているわ。
陽菜 委員会の活動も盛んで、私は美化委員に所属しています。ぜひ私たちの学院へ、遊びに来てください。
4/25
アンソロジーコミック『マジキュー4コマ FORTUNE ARTERIAL』 発売
6/10
ノベル版『FORTUNE ARTERIAL』 (著:岡田留奈) 発売
6/25
アンソロジーコミック『DNAメディアコミック FORTUNE ARTERIAL』 発売
6/27
コミックス版『FORTUNE ARTERIAL Character's Prelude』 (著:佐々木あかね) 発売
7/26
コミックス版『FORTUNE ARTERIAL』 (著:児玉樹) 発売

2009

  • 「Windows 7」発売
2/27
『夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-』 発売
シンシア オーガスト7作目、月の科学者としてカッコいいところ見せるわ!
フィアッカ シアよ、後ろに可愛い犬が3匹寄ってきて……逃げたな。
4/24
Active Planets ファーストアルバム『AMASIA』 発売
8/26
アンソロジーコミック『マジキュー4コマ 夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-』 発売
8/28
『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』音楽集「Future Passport」 発売
9/10
インターネットラジオ「オーガスト放送局 修智館学院出張生徒会」 配信開始
9/18
『夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue- for PC』 発売
12/1
ノベル版『夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-』 (著:佐々宮ちるだ) 発売
12/18
コミックス版『夜明け前より瑠璃色な-MoonlightCradle-』 (著:脳みそホエホエ) 発売

スタッフ対談 Part.2

こんにちは榊原です。Part2はシナリオチームから内田さんと榊原でお送りします。
こんにちは内田ヒロユキです。よろしくお願いいたします。
このふたりで長尺の対談っていうのは珍しいですかね。
そうね(笑) ま、あまり気負わず早速やっていきましょう。
ではまず、2005年から2009年の期間で思い出深いことはありますか。
『夜明け前より瑠璃色な』(以下『夜明け』)をたくさんのお客様に喜んでいただけたことでしょうか。
今でもオーガストの代表作として挙げられる方が多いですね。おかげさまで、続編の『Moonlight Cradle』(以下『MC』)も作る事ができました。
そう言えば『夜明け』の頃、内田さんは会社の棚にすっぽり収まって寝ていたりしましたね。
あそこの棚、閉塞感があって寝心地がよかったんですよ。押し入れで寝てるみたいな……
某ネコ型ロボットみたい(笑)
『夜明け』はPS2版(『-Brighter than dawing blue-』)も作りましたね。
PS2版からヒロインになったエステルや翠も、今でも根強い人気があります。
ライターが榊原さん、安西さん、そして私の3人体制で本格的に稼働したのはこの頃からです。
『はにはに』の途中から3人にはなっていたんですが、3人とも『夜明け』は最初から関わってました。
PS2版を作るにあたって、翠はPC版と髪型を変えるのはどうなんだろう、という議論をたくさんしたのを覚えています。
外ハネのショートからポニーテールになりましたからね。
結果的には好評だったので良かったです。
PS2版では特典で付いていたクリスタルカレンダーが非常にご好評をいただいて、今でも公式グッズとして毎年冬に作り続けているんです。ありがたい話ですね。
カードを入れ替えられるのがいいですよね。自分も机で使ってます。
グッズと言えば、「ごきげんリース」はインパクトがありました。
「ごきげんリース」製造工場の写真を見つけたんですが、手前でつるされてたり山積みになってるの結構なホラーですね……
また作ったりしないですかねぇ。
あのあと、似たようなグッズの企画は何度も持ち上がって、嬉野さん(「スマイルLサイズ 嬉野さんぬいぐるみ」)は頑張って作りましたが、あの大きさであの価格はもう無理な世の中になってしまいました。
かなり頑張ってましたからね。少し前にSNSで「うちのリースはまだしゃべるぞ」という投稿を見たときには嬉しかったです。
「ごきげんリース」を販売するときに作った「リースリットライフ」っていうページも、気合いが入ってました。いろんな方からの愛を感じました。
さて話題を変えて『FORTUNE ARTERIAL』(以下『FA』)のお話を。
『夜明け』が非常に好評でしたので、『FA』の開発はとても緊張したのを覚えています。
そうですね、『FA』は確かに緊張感すごかったです。あの『夜明け』を超えていかないといけないわけですから。
男性の学生キャラを3人も出したのは挑戦だったかもしれません。
ありがたいことに、今でも彼らのことを推してくださっている方もいらっしゃいます。
実際、男性キャラクターを増やすとシナリオ的にも書ける内容の幅が広がるので、ありがたいことでもありました。
ライターとしては大きいですね。可愛い子もいいんですが、たまには男も(笑)
内田さんは結構おじさんキャラが好きな印象ですが意識しているんですか。
あまり意識はしていませんでしたが、実はそうかもしれません(笑)。 いろんな世代が作品の中にいた方が、世界観が広がる気がするからでしょうか。
『FA』と言えば、雪丸って白が面倒見てるウサギの名前をつけたのも内田さんでした。
動物キャラですと、『夜明け』にもイタリアンズが出てきました。うちの作品、けっこう動物が出てるんですよね。
話が『夜明け』に戻ってしまって申し訳ないんですが、イタリアンズはリースとの絡みも良かったですよね。
イタリアンズはリースが大好きだけど、さやかさんの命令にはスッと従うという特性があって、誰が本物の強者か分かってる、まさに忠犬。
イタリアンズ的には、リースはお友達で、さやかさんはご主人様なんでしょうね。
話を『FA』に戻しましょうか。
『FA』の初期の企画案を見るに、珠津島は神戸のあたりにある想定をしていました。
あと、「蓬莱学園」の影響も結構あったように見えますね。
『FA』の舞台は当初、巨大学園を指向していたみたいですからね。その流れは『大図書館の羊飼い』(以下『大図書館』)で活かされることになります。
開発的なお話をすると、『夜明け』とか『FA』の頃はライターチームがスクリプトの主力としてやってました。
そうでしたね。その後もライターでスクリプトを一部やってはいたんですが、徐々に補助的になっていきました。
そうそう思い出しました、『FA』は発売日0時の深夜販売がありました。懐かしい秋葉原の文化です。
見に行きましたよ! 懐かしいです。
秋葉原のゲーマーズさん本店に、プロデューサーのるねさんも見に行ったりしていましたよね。
Part1でもお話に出た、脳みそホエホエさんの漫画版『夜明け』もこの時期でしたね。
今でも『あいミス』の装飾やカットイラストを描いたりと、ありがたいことに長くお付き合いいただいています。
いつも温かい雰囲気の絵を書いてくださってありがたいです!
といったところでPart2はおしまいです。Part3ではオーガスト原画担当ふたりの対談となります。
大変珍しい組み合わせですので、お楽しみに!
ありがとうございました。
つづきを読む

Part.3

2010-2015

2010

  • 小惑星探査機「はやぶさ」が帰還する
2/19
『穢翼のユースティア』作品サイト公開
2/25
PSP版『夜明け前より瑠璃色な PORTABLE』 発売
5/10
ノベル版『夜明け前より瑠璃色な Moonlight Cradle』 (著:佐々宮ちるだ) 発売
10/8
テレビアニメ「FORTUNE ARTERIAL-赤い約束-」 放送開始

2011

  • 「ニンテンドー3DS」「PlayStation Vita」発売
4/15
インターネットラジオ「オーガスト放送局 あいよくラジオ」 配信開始
4/28
『穢翼のユースティア』 発売
ティア オーガスト8作目、浮遊する人類最後の都市《ノーヴァス・アイテル》を舞台にした物語です。
タブレット端末でのプレイにも対応した、新装版も発売されたみたいですよっ。
5/30
『穢翼のユースティア』 女性キャラクター人気投票開催 (第1位:リシア)
6/10
『穢翼のユースティア』 男性キャラクター人気投票開催 (第1位:カイム)
7/29
『夜明け前より瑠璃色な』シリーズ・『FORTUNE ARTERIAL』のWindows7対応版を発売
10/21
『大図書館の羊飼い』作品サイト公開
11/25
ノベル版『穢翼のユースティア』 (著:佐々宮ちるだ) 発売
12/22
ノベル版『穢翼のユースティア Auld Lang Syne《過去編》』 (著:沖田和彦) 発売
12/29
オーガスト10周年記念 歴代作品ボーカルコレクション『AUGUST 10th MEMORIAL』 発売
レティ オーガスト10周年記念ということで、これまでに作られた楽曲が一堂に会したメモリアルアルバムが発売されました。
桐葉 10年……眷属の私にはとても短いけれど、人間にとっては結構長い時間なのかしらね。

2012

  • 「東京スカイツリー」が竣工する
  • 「Wii U」発売
  • 「Windows 8」発売
8/30
ライトノベル版『大図書館の羊飼い overture』 (著:田尾典丈) 発売
11/27
コミックス版『大図書館の羊飼い overture』 (著:佐々木あかね) 発売
12/26
コミックス版『大図書館の羊飼い the Little Lutra lutra』 (著:日下皓) 発売
12/26
コミックス版『穢翼のユースティア』 (著:瀬菜モナコ) 発売

2013

1/25
『大図書館の羊飼い』 発売
つぐみ オーガスト9作目、学園をより楽しくするために今日も図書部は活動しています!
玉藻 そうは言ってもだな白崎、またみんな好き勝手やっているぞ。
やれやれ、私たちはいつも寄り道だらけだ……
1/30
ライトノベル版『大図書館の羊飼い』 (著:田尾典丈) 発売
2/23
コミックス版『大図書館の羊飼い ~ひとりぼっちの歌姫(ディーヴァ)~』 (著:佃煮のりお) 発売
3/6
オーガストメールインフォメーションサービス開始
3/15
コミックス版『大図書館の羊飼い ~Lovely Librarians~』 (著:Rico) 発売
3/21
『大図書館の羊飼い』 キャラクター人気投票開催 (第1位:鈴木佳奈)
4/19
『大図書館の羊飼い - Dreaming Sheep -』作品サイト公開
4/25
アンソロジーコミック『大図書館の羊飼い コミックアンソロジー』 発売
5/20
『大図書館の羊飼い~放課後しっぽデイズ~』 作品サイト公開
5/24
『大図書館の羊飼い』 オリジナルサウンドトラック発売
7/22
コミックス版『大図書館の羊飼い~Library 4 you~』 (著:和錆) 発売
8/10
『大図書館の羊飼い~放課後しっぽデイズ~』 発売
のぞみ 本作は『大図書館の羊飼い』スピンオフ作品で、「ネコ写真部」の活動を描いた作品です。
朔夜 わたしとのぞみちゃん、そして慶ちゃんの3人でこれからネコの写真を撮りに行ってきます!
8/17
オーガスト初のコンサート『トラベリング・オーガスト』 開催
佳奈 オーガスト初の音楽コンサート! 東京と大阪の2会場で開催されました。
やっぱりプロの方の演奏は一味も二味も違いますねー!
9/1
『トラベリング・オーガスト』 大阪公演 開催

2014

  • 「PlayStation 4」「Xbox One」発売
3/28
『大図書館の羊飼い - Dreaming Sheep -』 発売
真帆 オーガスト10作目、『大図書館の羊飼い』の後日談や『しっぽデイズ』の二人のその後を描いた作品よ。
望月さんとあの男のことも描かれているですって……!? なんてことなの……ああ……許すまじ……!
6/26
PS Vita版『穢翼のユースティア Angel's blessing』 発売
8/16
「スマイルLサイズ 嬉野さんぬいぐるみ」 発売
紗弓実 私のぬいぐるみが発売されました。アプリオのマスコットがグッズ化! これで益々収益アップですよー。
皆さんも、末永く可愛がってください……ね?
8/16
『大図書館の羊飼い - Dreaming Sheep -』&『放課後しっぽデイズ』オリジナルサウンドトラック 発売
9/8
『千の刃濤、桃花染の皇姫』 作品サイト公開
9/10
インターネットラジオ「大図書館の羊飼い The Radio」 配信開始
10/8
テレビアニメ「大図書館の羊飼い」 放送開始

2015

  • 「Windows 10」発売
2/12
PS Vita版『大図書館の羊飼い-Library Party-』 発売
金魚 これまでに出てきた『大図書館の羊飼い』シリーズに私が新たに加わりました。
第8食堂、カミツレをよろしくお願いします。
水結 さりげなく宣伝を入れてきた!? 私ももう少し貪欲にならないと……
8/22
『トラベリング・オーガスト2015』 開催
フルオーケストラでの演奏って、私うっさいの苦手なんだけど。でも、これはその………まぁ、いいんじゃないの。

スタッフ対談 Part.3

こんにちは。今回Part3はべっかんこう&夏野イオの原画コンビでお話していこうと思います。
よろしくお願いします。
とはいえこの区間の最初の頃はイオさんはまだ入社前なんですが、まず『FA』アニメのことに触れていきましょうか。
はい。
『FA』アニメは原画的にはキャラデザの段階で色々意見を出させて頂けたのがありがたかったですね。おかげでかなり原作の雰囲気に近い画を作って頂けたのではと思います。
『FA』アニメは就活前から何気なく観ていて、最終的にオーガストを受けるきっかけになった理由の1つでもあります。OPはカラオケでも歌ったりしていました(笑)。
そうなんだ! 『FA』のアニメに限らずですが、自分たちがつくったキャラが動いて喋るのはやっぱり嬉しいですね。
アニメは特にそれが魅力ですよね。『大図書館』アニメでちょっとだけですが『しっぽデイズ』のキャラが登場したのは嬉しかったです。
続けて『穢翼のユースティア』(以下『穢翼』)の話です。
『FA』でも多少ダークな雰囲気はあったんですが、『穢翼』は更にダーク感が強い作品になりましたね。
最初に流れるBGMと雰囲気で一気に引き込まれたのを覚えています、自分的にも好みの作品です。
僕も作品としては思い入れが強いんですが、結構重い話なせいか精神的にはなかなかしんどい制作でしたね。
やっぱりみんな幸せになってほしいなぁと思います。
ハッピーエンドもビターエンドもどちらも良さがあるから悩ましいですね。
ちなみに『穢翼』発売から少し経ったくらいの時期がオーガスト創立10周年でした。
オーガスト創立から10年と、それからの10年の時の流れる感覚はどうでしたか。
正直初期のころの記憶はかなりあいまいになってきてますが、どちらもあっという間でした。
ただ、だんだんと一年が経つのが早く感じる気がするのは歳のせい……ではないと思いたいです。
令和がもう3年ですよ。
何それ怖い(笑)。さてそれでは次の話題は『大図書館』です。
『大図書館』は『穢翼』がダークなファンタジーだったので、明るく楽しい現代学園ものにしようってことで企画がスタートしました。
私は『大図書館の羊飼い』(以下『大図書館』)の開発に途中から参加でしたね。入社後はすぐに『大図書館』のシナリオを読む作業から始まった記憶があります。
最近久しぶりにイオさんの求人応募の時のイラストを見たんですが、まだ線が硬くてなんというか初々しい感じがしました(笑)。ただラフがすごく良くて、そこが採用の決め手になったという記憶があります。
アナログラフばかり普段から大量生産していたので、就活時に改めてもっと自分のデジタル線画と向き合わなければと思いました。
ただ得意なものはとりあえず全部送ろうと思い、それが評価していただけたのは単純にとても嬉しかったです。
『大図書館』の開発中は基本的にデジタル線画に慣れる修練をしてもらっていました。
その後完全新作に取り掛かる前にイオさんのお披露目と実践を兼ねて『しっぽデイズ』を作るという流れだったかと思います。
懐かしさと未熟さでいっぱいですが、電撃HIMEさまにて描かせていただいたカラーイラストなどを見返すと、結構やりたいようにやれていた気がします。
最初からこれだけ描けてれば十分すぎるくらいですよ。電撃HIMEの4コマ、個人的にも結構好きですよ。
ありがとうございます。
『大図書館』はアニメ化のほかにも複数のコミカライズや、『しっぽデイズ』のようなスピンオフ、続編など長く展開させていただきました。これもまた思い出深い作品です。
沢山展開がありましたがまた描きたいキャラばかりですね。男性キャラも4コマなどで多く描きましたがキャラが濃かったので、まだまだネタが出てきそうです。
そういう意味では『あいミス』とのコラボで久しぶりにつぐみと佳奈を描けたのは嬉しかったです。他のキャラもまた描く機会があると良いなと思います。ギザ様なんかは今でもたまに落書きするんですが。
確かにギザ様は隙間にスルッと入り込んできますね。良いキャラ(猫?)だなあと毎回思います。
今回の記念イラストにもしれっと紛れ込んでいましたね(笑)
流れで『しっぽデイズ』の話をしましょう。イオさんのデビューは電撃HIMEさんに掲載の『大図書館の羊飼い 放課後しっぽデイズ』(以下『しっぽデイズ』)の4コマとピンナップでしたね。
なにか思い出とかありますか?
決まった直後は胃が痛かったですね。ただかなり自分ぽさがあるキャラをデザイン出来て嬉しかった記憶があります。あと今回色々『しっぽデイズ』時の自分の絵を見てダメージを受けました(笑)。
ちょうど入社一年くらいの頃でしたかね。今見てもヒロインふたりとも良いデザインだなって思います。
ありがとうございます。べっかんこうさんデザインのキャラとやりとりしている場面を見た時はとても感慨深かったです。
その後『大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-』(以下『DS』)でも『しっぽデイズ』の面々を描いて貰って、『千の刃濤、桃花染の皇姫』(以下『千桃』)で完全に原画二人体制になる感じですね。『あいりすミスティリア!』(以下『あいミス』)でも分業は続いていて、今ではなくてはならない存在です。
時々お互いのキャラを描く機会があると息抜きと言っていいのか分かりませんが結構楽しんで描いています。
最後に音楽イベント、トラベリング・オーガストについてです。自社ゲームの音楽でコンサートをやることがあるなんて思っていなかったので、とても新鮮な体験でした。
初回の2013年の時にはもうイオさんは入社してるんですね。
そうですね。ただ当日は体調を崩して行けなかった記憶があります……。
そうでした……。すごく楽しみにしてたのに残念でしたね。
這ってでも行きたいと思っていたので、当日は布団の中で悔しさと苦しみで藻掻いていました。
2015年開催の時はリベンジ出来ましたが、大スクリーンで映し出された自分の担当したイベントCGが大体パンチラだったのにダメージを受けました(笑)
『しっぽデイズ』は一般向けゲームだから、Hシーンが無い代わりにパンチラCGとかが多めなんですよね。
そうかHシーンが無いとこうなってしまうのか! と一人でぐるぐるしていました。
そういう経験をして成長していくということで(笑)
最後に20周年にあたってのコメントを一言いただけますか。
20周年のうち、自分のオーガスト社員歴は約半分ですが様々な方面の方々との関わりもあり、1人では到底出来ない体験を沢山させていただきました。
ただイラストに関する技術などはどんどん進歩が加速していっていると感じているので、これからも楽しんで技術を取り入れつつ作品を作っていけたらと思います。ありがとうございました。
ありがとうございます。僕からは次回Part4で榊原さんとの対談があるので、そこで改めてコメントさせてもらいますね。
次回もお楽しみに。それではー
つづきを読む

Part.4

2016-2021

2016

8/12
オーガスト初のライブイベント『AUGUST LIVE! 2016』 開催
菜摘 これまでのコンサート形式とは打って変わって、ライブ形式での音楽イベントでした。
みんなー! 盛り上がってるー?
千莉 といっても私も菜摘さんも出番はないんですけどね。豪華なアーティストさんが多数参加されました。
9/23
『千の刃濤、桃花染の皇姫』 発売
奏海 オーガスト11作目です。これまでとはちょっと雰囲気が変わって、「和」なイメージが強い作品になりました。
エルザ 国を護る、取り戻す、創る……色んな立場の思惑が巡るわね。肩がこるわ、お風呂にでも入りましょう。

2017

  • 「Nintendo Switch」発売
1/27
『千の刃濤、桃花染の皇姫』 オリジナルサウンドトラック 発売
7/23
『トラベリング・オーガスト2017 -桃幻鏡-』 開催
朱璃 オーケストラ演奏に和楽器を加えた編成で、オーガストの世界をめぐる音楽イベントでした。
私も胡弓と一緒に写真を撮ってもらったの。
和楽器が入ることでより私たちの世界の表現が色濃く出ていたイベントだったな。
これを生かしたライブを……いや、なんでもない!
9/22
『あいりすミスティリア!』 作品サイト公開
12/19
『あいりすミスティリア!』 リリース
12/21
PS4版/PS Vita版『千の刃濤、桃花染の皇姫』 発売

2018

1/26
『あいりすミスティリア!』 ORIGINAL SOUND TRACK 発売
2/15
『あいりすミスティリア!』 長期メンテナンス開始
5/24
『あいりすミスティリア!』 人気投票2018 開催 (第1位:コト)
6/23
『AUGUST LIVE! 2018』 開催
千莉 オーガスト2回目のライブイベント。幻想的な景色で奏でる音楽が、震えるほど私に響いてきました。
これからも、こんな音楽や景色を届けていけたらいいなって、思います。
7/26
Switch版『大図書館の羊飼い-Library Party-』 発売
9/13
『あいりすミスティリア!』 長期メンテナンスが終了し、β版としてリリース
ユー さあ遂にわたしたちの登場ですよ!
《アイリス》と呼ばれる少女たちと冥王さまが紡ぎ奏でる、夢の秘跡へようこそ!
ベアトリーチェ つる植物がやけにハイテンションなのはさておき、ご主人様に近づく者が増えてまいりました。
ここらで指導が必要ですね……フフフ。

2019

  • 平成から令和に改元
1/25
『あいりすミスティリア!』 ORIGINAL SOUND TRACK VOL.2 発売
1/31
『あいりすミスティリア!』 正式サービス開始
2/8
インターネットラジオ「藤咲ウサと猫村ゆきのあいミスRADIO!」 配信開始
2/21
PS4版『大図書館の羊飼い-Library Party-』 発売
4/17
iOS版/GooglePlay版『あいりすミスティリア!』 リリース
5/24
『あいりすミスティリア!』 人気投票2019 開催 (第1位:リディア)
6/21
『千の刃濤、桃花染の皇姫 -花あかり-』 作品サイト公開
9/27
『千の刃濤、桃花染の皇姫 -花あかり-』 発売
古杜音 オーガスト12作目です、『千の刃濤、桃花染の皇姫』の後日談や新たな物語を描いたふぁんでぃすく? というものらしいですよ。
五十鈴 はい、古杜音よく説明できたわね。さすが斎巫女……いいえ、さすがは私の親友。

2020

  • 品川ゲートウェイ駅が開業
  • 「PlayStation 5」「Xbox(Series X/S)」発売
1/17
『あいりすミスティリア!』 ORIGINAL SOUND TRACK VOL.3 発売
3/27
コミックス版『あいりすミスティリア!~少女が紡ぐ夢の秘跡~ 4コマ』 (著:めざし) 発売
6/20
『夜明け前より瑠璃色な COMPLETE PACK』 作品サイト公開
9/11
動画コンテンツ「始めたばかりの冥王様必見!くすはらゆいのあいミス解説」 配信開始
9/25
『夜明け前より瑠璃色な COMPLETE PACK』 発売
ミア 『夜明け前より瑠璃色な』発売15周年を記念して、これまでのシリーズ3作品を1つにまとめました!
お買い得です!
さやか あらあら、まるで通販番組ね。ふふふ、皆さんの支えがあっての私たちです。
12/3
『あいりすミスティリア!』 ORIGINAL SOUND TRACK VOL.4 発売

2021

5/17
動画コンテンツ「くすはらゆいと花安未羽のあいミスプレイ!」 配信開始
10/1
オーガスト20周年 これからも宜しくお願いいたします!
フィーナ 20年という時が長いか短いかは、人それぞれよ。それでも、これまで過ごしてきた年月がとても実りあるものだったと信じています。これまでの応援に、心からの感謝を。
リリィ わたしたち、そしてオーガストのことをこれからも応援してくださると嬉しいです。
20年間ありがとうございます!

スタッフ対談 Part.4

どうもこんにちは。Part4ではまたまた榊原&べっかんこうでお送りします。
さっそくはじめていきましょう!
この時期最初の話題としては「AUGUST LIVE! 2016」、ライブ形式の音楽イベントはオーガストとして初めての試みでした。
そうですね、ライブはこの年と2018年に開催しています。コンサート形式は2013年、2015年、2017年でやっています。
いずれも最初の頃は手探りで、色々考えたりもして……それがまた楽しかったものです。
2016年のライブはコミケと被ってて行けなかったんですよ。
べっかんこうさんはコミケもありましたし、オーガストは秋葉原で「Summer Vacation 2016」という販売イベントを開催していました。
ライブが8月12日と13日で、「Summer Vacation」が8月11~14日でしたから日程が被っていました。
秋葉原イベント! ありましたね。コミケとはしごしてくださった方もいました。
「AUGUST LIVE! 2018」の方は行った記憶があります。会場のディファ有明、もう無くなっちゃたんですよね。
2018年のライブの後、取り壊しとなりました。よいイベント会場でした。
ライブもコンサートもとても楽しいのですが、昔の絵がステージの大スクリーンにどかどか映されるので毎回一人で悶絶しています(笑)
この対談企画のPart1だと、ふたりして収録だったりアニメで悶えていたんですが(笑)
逆にコンサートは気が楽かもしれません。シナリオとして目に触れるものはそんな無いですからね。
イオさんも同じような体験をしているって言ってました(笑) 榊原さんは何かライブやコンサートでの思い出はあります?
そうですね……「トラベリング・オーガスト2015」だったかと思うんですが、会場の東京オペラシティの三階最後方の座席で聴いてたら、なんか泣いちゃったことはあります。
いい話じゃないですか!
2013年の「トラベリング・オーガスト」では物販会場のグッズや金庫の見張りをしてて見たり聴けなかったのでひとしおだったんですかね。
私も悶絶はしますが、コンサート系は毎回グッとくるものがあります。またやりたいですね!
さて、話題変わって『千桃』についてです。
『千桃』は、設定からシナリオにいたるまで相当にシナリオチーム、力を入れました。
デザインは設定までがそれなりに大変でしたが、流石に『はにはに』とか『FA』の頃と比べると良い意味で慣れてきたような気はします。
シナリオチームとしては特にどの辺りが力の入れどころだったんですか。
『千桃』は、シリアス度合いと日常部分のバランス、近代科学と呪術や皇国文化のバランス、銃をはじめとする共和国の兵器と呪装刀・武人の性能のバランスなど、とにかく全ての面においてバランスを取るのが難しかったので、その調節には特に力を入れていましたね。
バランスだらけ(笑)
オーガストの開発環境の1つの強みというか特徴として、るねプロデューサーが全体ディレクションも担当しており、監督としてクオリティに妥協せず、シナリオもギリギリまで最高のクオリティを目指していくスタイルなので、シナリオチームとしても全力でその高みを追っていました。
『千桃』は現代日本ものではなく、オーガストとしてはまた違うテイストの作品でしたから世界観構築は難しかったですよね。
全く違うファンタジーならそれはそれで全部作ればいいんですけれども、若干は現代が混ざってるので、やはりバランス、になるのです(笑)
ちょっと大変話に寄りすぎているので、楽しい話とか明るい話をしましょう! 何かないですか。
明るい話題と言うか、シナリオチームでは、加賀宮さん(=オーガストシナリオ担当:加賀宮考一)がオーガストのシナリオに慣れて、ガンガン書いてくれるようになったのが『千桃』あたりからだったと思います。
本格的な活躍は『あいミス』になってからですけれども。
原画チームもイオさんがここから本格的に参戦することになりました。
シナリオも原画も若い力が入ってきてますます心強いです、これは明るい話題ですよ!
今では加賀宮さんもなくてはならないシナリオチームの一員ですからね。頼もしいです。
さて『あいミス』の話をしましょうか。
オーガスト20周年の直前に、『あいミス』の3周年があるんですよね。
『あいミス』は一度リニューアルが挟まって心配をおかけしました。
皆さんのおかげで無事3周年も迎えられて良かったです!
『千桃』は大変なことが多かったですが、『あいミス』の開発はどうですか。
『あいミス』を作ってみて、ブラウザゲームでも美少女ゲームで培ってきた技術は生きるものだなあと思いました。まったく違う世界かと思っていたので。
確かにゲームの部分については共同開発いただいているDMMさんが担っているシステムによるものですが、一本のタイトルをずっと開発し続けるという経験は無かったですからね。どうなるのかは最初手探りでした。
この辺はプロデューサーのるねさんがDMMさんと調整しているんでしょうが、少なくとも今のところシナリオについては「こうしてください、ああしてください」的な話は全く無くて、うちの好きなようにやらせてもらっているのはありがたいなと。
逆にこっちからシステム部分について「ああしてください、こうしてください」って要望は言わせてもらっています(笑)
原画の方でも自由に描かせてもらっています。ミッションイベントとかは特に原画の方からこういう聖装描きたいんですが、と振ることが多いです。
そうですね。ミッションイベントは原画チームのイメージを元にして、オープニングやエンディングクエストを書かせてもらっています。
思えばこの原画→シナリオって順番も、これまでのオーガストのゲーム開発ではあまりなかったかもしれませんね。シナリオと原画が互いに作用し合って作品ができあがっていく感じです。
これまでのゲーム開発だと、キャラをつかみ切る前に立ち絵とか描かなきゃいけないんですが、『あいミス』だと聖装はどんどん追加されていくのでキャラの理解が深まっていく感じはします。
確かに。キャラも書いているうちにどんどん成長しています。これは今までの作品にはなかった感覚かもしれません。
逆にみんなどんどん弱点を克服していくと、いい子だらけになってしまうという問題もじわじわ生まれつつあるんですが(笑)
そういった新しいことも体験しつつ、この20年、ゲーム開発を軸に色々な経験をさせてもらったなと思います。
アニメ化やコミカライズにフィギュアを作ってもらったり、コンサートやライブなどのイベントも開催しました。
確かにこうしてみるととても濃密でしたね。
せっかくですから新しいこととして、そろそろ一度収録の立会いに行かれてみてはいかがですか(笑)
いずれ行きたいですね。でもむしろご時世的に収録に行きづらくなっているという……
あとは、同人誌やファンアートなんかも描いていただいたりして、ありがたいです。
コミカライズもですが、他の作家さんに自分のキャラを描いて貰う経験は今でも新鮮に感じます。
確かに。べっかんこうさんはオーガストオンリーの即売会にもよく足を運んでいますよね。
オンリー即売会やコミケなどではユーザーの皆さんの顔が直にみられてお話が聴けるのが嬉しいですから。
そうですね。やっぱり、作ったゲームをプレイしていただいて、その感想を聞くのは一番励みになります。
昨今はなかなか現地には行けませんが、Twitterとか見てるのでぜひ感想などつぶやいてくださいね。
新しい聖装やシナリオが発表された後とかはやっぱり反応が気になります。
シナリオも同じです。『あいミス』だと新しいイベントや本編の新章追加後に、楽しんでいただけているようだとホッとします。
これからも引き続き頑張りましょう!
と言ったところでおひらきです。今後ともオーガストをよろしくお願いします!
ありがとうございました!
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